traditional northwest coast style carving knife of america
knife
アメリカ北西部に伝わるトラディショナル木工彫刻ナイフ
刃物の使い方から日本との共通点を観る。
長いブレードの方が8p、焼を入れる前にブレードの勢揃い。この後自分の使う目的にあわせて曲げを入れて焼入れの開始である。
焼入れを終えて最終仕上げの研ぎを終えた処。
インディアンのクロックナイフ、が二本仕上がりましたので、お披露目です見た通りカーブしているのが特徴です。
使い方は手前に引いて切る様にデザインされています。
日本のノコギリは手前に引いて使用しますがアメリカ北西部のインディアンが使っていたこのナイフも
手前に引いて使用する共通点が、私の興味をそそる部分であります。
グリップは、その昔のスタイルを復元して、鹿の角で創ってみましたグリップもカーブしていて、
そのカーブしている所を親指で押して、刃は手前に来るようにテコの原理を応用して疲れないようになっている。昔の人の知恵は大したモノです。
私の推察ですがアメリカ北西部のインディアンの生活はティピーの中に焚き火をしファミリーが肩を寄せ合いながら
限られたスペースでの木工細工なので、安全のためナイフは手前に引いて切る様に考えられたのだと思います。
この考えも大きく的は外れていない気がしますが削った木のかすは、火種をおこすのに大変便利だったと、これも私の推測ですが。
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